今日は猫の健康についてちょっとまじめなお話を。長文なので、さらっとお願いします。
先日、まろ&翠を年に1度のワクチンに獣医さんに連れて行きました。
今年9月まで住んでいた所では、幸い徒歩圏内に信頼できる獣医さんがおり、まろと翠の去勢避妊手術を含めいつもお世話になっていました。
しかし今年10月に転勤となり、現在の新しい街にやってきました。
そこで問題となったのは新しい獣医さんをどこにするか。
まずはどんな獣医があるのかネットで検索し、現住所のすぐ近くに大きめの獣医があるのを見つけました。
そこでワクチンをお願いしたのですが、
「現在アメリカの文献では、完全な家猫の場合3年に1度のワクチンで免疫が十分という報告があり、当院でもそのような方針にしています」
とのこと。
う~ん、そうなのか…。とその日は健康診断のみで帰宅しました。
ですが色々と調べた結果、やはり私は年に1度のワクチンをしてもらいたいな、と思い別の獣医さんの所に行きました。
(それに以前行っていた獣医さんも年に1度ワクチンと言っていたし…)
次に行った獣医さんは職場の人に勧められた所に行ってみました。
そこは勧められるだけあって、とても良い獣医さんでした。(かなり混んでいましたが)
ワクチンで行っただけなのですが、猫の健康や食事について色々とレクチャーまでしてくれました。
特に興味深かったのは、猫の食事!
猫はご存知の通り水をあまり飲まず腎臓の病気に罹りやすいため、若いうちから水を飲ませるようにした方がいいと。
それにはドライフードメインの食事だと、どうしても水分が足りなくなってしまいます。
なので、食事にトリガラやかつおだし等のスープをつけたり等、少しでも水分を摂る工夫をしてね。(つまりは、手作り食)
…などなど。
わかっているようで、わかっていなかったことを色々と教えて頂けました。
毎日は無理でも、少しでも長くこの子達と過ごすために、これから2にゃんの食事を手作りのものを入れていければなぁ~と思いました
結局、ワクチンについて私は年に1度の接種をしたいと思っていますが、皆さんはどうしていますか?
ちなみに、私が調べたワクチンの内容については、続きを読むに書いてあります。
ワクチンに関しての文献には以下のようなものがありました。
「米国猫臨床医協会・猫内科学会 猫のワクチンに関する専門家委員会 2000年報告」(コーネル大学)
詳細は長くなるので省きますが、このガイドラインによるとアメリカで臨床試験が行われ「3年に1度」という結果となったそうです。
これは獣医師専門雑誌にも、もちろん取り上げられており、実際、多くの日本の獣医師も賛同しているとのアンケート結果も出ているようです。
一方では、以下のようなことも挙げられています。
アメリカで猫のワクチン摂取率は50%、それに比べ日本では20~30%という低水準という報告があり、猫の各種ウイルスに対しての汚染度が違います。
そのため、もし万が一別の猫と合った場合の感染率が違ってきます。
また、アメリカと日本で使用されているワクチンの製剤は違い、日本の製剤は1年に1度の摂取を推奨しています。
ですが1年に1度の摂取を推奨していても、その科学的根拠はデータとして示されていなく、同様に、「日本において」3年に1度のワクチン接種で効果があるという報告もありません。
どちらにしても
猫の免疫は仔猫の時の2・3ヶ月目のワクチン後1年目のワクチンをして完全な免疫が完成されるとのことなので、まろは必須なのでは?
そしてワクチンの副作用によるデメリットと、ワクチンをしなかったことによりもしそれらの病気に罹ってしまったら…
そんな考えからワクチン接種を決めました。
今回調べた内容は古い内容も多く、今現在日本の獣医師学会ではどのような方針になっているのかまでは調べ切れませんでした。
(もし詳しい方がいましたら、教えていただけると嬉しいです!)